◇ キキさんのアルバイト 第四話 ◇ 第四章:ハクの旅立ち

キキさんのアルバイト。
本編はこれで終わり。あとは最後の仕上げ、エンディングを残すのみ。
こんなに長い話を書いたのは自分でも初めてのことで、色々と勉強になりました。
いつか、あとがきなんかも書いてみたい……。
さて。
来週はエンディングを書きながら、エブリスタ用に第四話を再編集していこうと思います。
それが終わってから、次の動きを考えていきます。





◇ キキさんのアルバイト 第四話 ◇
第四章:ハクの旅立ち


01.
「……あんたが主教スヴェシか?」
 ゲーエルーは突如現れた老人を見た。
「……貴様は……」
 砦跡の住人以外の男性、それも氷の種族がいたことに、スヴェシは少なからず驚いたようだった。しかし、その冷静さを微塵も失わず、スヴェシはゲーエルーを観察した。
「その風貌……そうか。魔王の護衛官ゲーエルーだな。こんなところで出くわすとは……」
「ほう? 俺のことを知っているのか?」
「ある程度以上の地位にある神品(聖職者)ならば、誰でも分かるはずだ」
「まぁ確かに、そっちの刺客を撒きながら逃げ続けているからな」
「それもあるが……勇者様の言語録に、ゲーエルーさえ居なければ、戦争はカニエーツの戦いで終わっていたと記されているのだ」
「カニエーツじゃ、オレは姉御を逃すために時間を稼ぐのが精一杯だったがな。それにしても、奴がそんなことを言っていたとは初耳だ」
「戦史書と矛盾するため、秘匿された文章となった。ある程度以上の神品でなければ、閲覧どころかその存在すら知らされておらん」
「そんなことより!」
 男性二人の会話に、ハクが割って入った。
「傷の手当を! このままでは……!」
 ハクは血を流すスヴェシに駆け寄る。
 しかし、その傷は深かった。
「嬢ちゃん……その男はもう……」
「ハク様。……大変申し上げ難いのですが、すでに手遅れでしょう。スヴェシ……様はあとは死を待つのみの状態に見受けられます」
「そんな……」
 スヴェシは、自分の身体がどうなっているのか把握していたのだろう。二人の言葉に落胆することもなく、ただ身体を支えきれなくなってその場に座り込んだ。
「スヴェシ様……何があったのです?」
「クーデターへの賛同を表明した。お陰で反クーデターの旗幟を鮮明にしたオブラスト方面軍に攻められた」
 スヴェシは大きくため息を付き、誰に言うでもなく語り始めた。
「私も老いた。人生の最期に、自分の欲しかったものを手に入れようと総主教に加担したが……欲は出すものではないな。クーデターが成功した際の報酬としていただこうと思っていたが、結果はこれだ」
「クーデターに関わっていたのですか……」
「発端はあくまで若い総主教の狂信的な野心と、軍の不満。あるいはそれを呼び起こした政治家や王族の腐敗だ。まぁ私も多少は煽ったがな」
 事もなげに言うスヴェシに対して、キキさんが聞いた。
「貴方ほどの方が、それほどまでに欲しかったものとは?」
「なに。単なる宝石よ。他の人間からしたら、なぜそこまで拘ったのかわからないだろうな」
 スヴェシは自嘲気味に嗤った。
「そんなことより、なんでここに来たのさ」
 スヴェシの事が嫌いなクークラが、不機嫌そうに言った。
「主教ならばそれらしく、信者たちに説教でも垂れながら死ねばいいのに」
 全員の眼がクークラに注がれた。
「クークラ!」
 叱るハクを片手を上げて制し、スヴェシはクークラに対して言った。
「そちらの仕事はすでに終わらせてきた、魔導生物。私の最後の仕事は、ここが舞台なのだ」
 呼吸も苦しそうになってきたスヴェシが、最後の力を振り絞って立ち上がり、ハクに向き合った。
「ミティシェーリ。吹雪を意味する名の魔王。その娘であり、勇者様よりハクの名を与えられたモノに対し、担当主教として最後の仕事を果たしに来た。ハクよ。ハクよ。心して聞け」


02.
「下の大地に死と混乱の風雪をもたらしたミティシェーリ。その再来を防ぐため、我々はその娘を拘束し、自由を奪った」
 瀕死のスヴェシは、しかし朗々と声を響かせ、最後の説教を始めた。
「そなたを活かしたのは勇者様の慈悲であり、英断であった。怒りと復讐に飲まれること無く、命じられた誇り高い仕事を、我々は果たしてきた」
 クークラは何か言いたそうに眉を釣り上げたが、スヴェシの声には口を挟ませない迫力があった。
「だが魔王の娘よ」
 スヴェシはハクの頭に右手を載せて続ける。
「時が経ち、我ら国教会は力を失った。その身を束縛するものは消えたのだ。そなた……貴女は、もはや我々の言葉に縛られる必要はない。自由を得たのだ」
 命の最後の炎を燃やし尽くしたかのように、スヴェシは再び身体を支える力を失い、倒れかかった。
 ハクが、もたれかかってきた老人の身体を抱きとめ、ゆっくりと床に座らせた。
「貴女の冬は終わった。風雪の時を耐えた雪割草よ。自由に花を咲かせるがいい」
 ハクは右の人差し指で涙を拭い、スヴェシの言葉に答えた。
「貴方にしては珍しく、随分と詩的な表現ですね。いつもの説教は、もっと直接的な言葉を使われていたのに」
 ハクの言葉を聞いたゲーエルーが、意外そうな表情を見せ、そして肩をがっくりと落とした。
「嬢ちゃん……忘れたのか……」
 しかしゲーエルーが言い終わる前に、スヴェシは再び目を見開いた。
「貴女はそれすら忘れてしまったのか!」
 屈みこむハクの肩を右手でつかみ、半身を起こす。
「え?」
「ミティシェーリ(吹雪)の娘、プリームラ(雪割草)」
 スヴェシは大きく息を吐いた。
「それが貴女の本当の名前だ。勇者様が与えられたハクの名を名乗る必要すら、すでに無いのだ」
 スヴェシの手がハクの肩から滑り落ち、その身体を床に伏せた。
「名をお返しする。それが私の、最後の仕事だ」
 スヴェシの全身から力が抜けていく。
 目をつぶり、沈黙したスヴェシに、突如キキさんが駆け寄った。
「スヴェシ、時間がないから手早く答えなさい。貴方は死後、どうされたい?」
「……この砦跡の片隅に……無銘の墓石でも立てて貰えれば、それ以上のことはない……」
 か細く消えていくスヴェシの言葉に、ハクが頷こうとした時、クークラが怒声を上げた。
「なんでここに!? ここはハクのお母さんとその仲間たちの墓標だ! お前の入る余地なんて無い!」
「……聞かれたから答えたまで……。私はお前たちの敵だ、魔導生物。敵の亡骸など、どうしようとそちらの勝手……」
「では。勝手にさせてもらいましょう」
 キキさんが死にかけているスヴェシを挟んで、ハクに向き合った。
「ハク様!」
「は……はい!」
「わたくしは考えておりました。貴女は一度ここを離れ、世界を見る旅をするべきです」
 キキさんの言葉に、ハクはハッとした。
「確かに、ここに縛られる必要がなくなった以上、私は外の世界を見てみたい。クークラにも、見せてあげたい」
「されど、人には帰る場所が必要。貴女の帰る場所は、ここをおいて他にはありますまい。しかし、人の手がなければ、この砦跡は廃れていくでしょう」
「……では……キキさん、引き続きここの管理を……」
 ハクの提案に、しかしキキさんは首を振った。
「自分の雇い主は、ハク様自身ではなく、国教会でした。ですが、それはすでに分裂し、力を失ってしまったようです。
 残念そうな顔をするハクに対し、キキさんは言葉を重ねた。
「わたくしが力になれるのはここまで。しかし……」
「しかし?」
「ここに、そろそろ死ぬであろう、敵の身体があります」


03.
 キキさんの言葉に、ハクは混乱した。
「え? ……それはどういう意味を……?」
 二人の会話に、クークラが割って入って、キキさんの代わりに答えた。
「スヴェシの死体にアニメートをかけて、ハウスキーピングの仕事をさせるってことだよね、キキさん。……でも、ボクは反対だ!」
「クークラ……」
「ハクを苦しめた奴の死体に、この砦跡を歩きまわってほしくない!」
「クークラさん。わたくしはハク様に聞いております。また、ことの決定権を持っているのもハク様です」
 キキさんはクークラの眼を見て言った。
 不満を隠さないクークラの肩に軽く触れてから、キキさんはハクに問いかけた。
「ハク様。クークラさんの意見も含め、貴女はどうお考えに? 時間がありません。即答をお願いします」
 ハクは一瞬だけ考えるような表情をした後、床に倒れ伏しているスヴェシに近づき、かがみこんで耳打ちした。
「もしもキキさんの意見を受け入れるのであれば、貴方は長い時を奴隷として過ごすことになるでしょう。ただしその場合は、砦跡に残して行く氷結晶の管理も任せることになります」
 他の三人には聞き取れないくらいの小声で、ハクは囁く。
 ほとんど意識のないスヴェシの顔に浮かんだ表情を、ハクは確認し、立ち上がった。
 そして、確信のある口調で宣言した。
「キキさんの意見を受け入れ、スヴェシの亡骸を利用してこの砦跡の管理を任せます」
 クークラは顔をしかめたが、しかしハクの言葉に嫌だとは言わない。
「ハクがそう考えるのであれば、ボクは従う。でも、ならばせめてそのアニメートは自分にかけさせて欲しい。最近になってボクはわかったんだ。自分のアニメートの術は、キキさんのそれをすでに凌いだ。今のボクならば、キキさん以上に上手く、アニメートをかけられる」
 その言葉を聞いて、キキさんは笑顔を浮かべてクークラを手招きした。
「なんです? ……痛いッ!」
 近づいたクークラの額を、キキさんは親指で押さえた中指を弾いて打った。
 おでこを両手で押さえて痛がるクークラに、キキさんは言った。
「生意気をいいなさんな。貴方の術が私のそれを上回ったのなど、もう10年も前の話です。今更になって気づくなど、それ自体が未熟の証。……それに、クークラさん、分かっているのでしょう?」
「……このアニメートの使い方は……死体を用い、生と死の境目を曖昧にする……禁術です」
「正解。いえ、あるいはそれ以上に悪い。尊厳ある死を許さず、その死体を奴隷へと貶める。いわば呪いの類です。道を踏み外したヴァーディマが用いたものと同質のものなのです」
 キキさんは、クークラを見据えた。
「そんな汚れ仕事はね……」
 長身のキキさんは、しゃがんでクークラと目線を合わせ、その額に手を当て、撫ぜる。そして肩を抱き、切れた耳のそばに唇を寄せて囁いた。
「そんな汚れ仕事は、大人に任せておきなさい」
 クークラを離すと、キキさんはゲーエルーに目配せした。
 ゲーエルーは無言でうなずいて、身に引き寄せてあった長剣を抜く。
 鞘走りの音を聞いて、ハクが身をすくめた。
 キキさんは、死を間近に控えた眠りの中に居るスヴェシに対して言った。
「精神を強く保ちなさい。強い感情、強い執着、強い意志。なんでもいい、その精神が強いほど、魂が身体から抜けだしても、生前の姿を保持しやすくなります」
 スヴェシの表情はすでに死人のそれだが、魂はまだ身体に宿っている。
「強いほど。生前の記憶や性格を保ったまま、抜け出た魂をそのままの形で身体に還しやすくなります」
 キキさんは眼をつむり、光をシャットアウトして、スヴェシの周りにある大気に満ちる魂を認識することに集中しはじめた。
 準備が整ったと見たゲーエルーが、長剣でスヴェシの心臓を刺し貫いた。


04.
 ゲーエルーの長剣が、素早く静かにスヴェシの心臓に達した瞬間。
 その身から、魂が抜けだした。
 それを認識し、キキさんは操作する。
 手応えが強い。
 普通ならば、死の瞬間に、記憶や人格といった魂の表層は、大気に満ちる魂の中に霧散する。しかしスヴェシのそれは、不完全ながらも形を保ち、大いなる魂に練りこまれていくことを拒否していた。
 キキさんは、スヴェシの精神力に舌を巻いた。
 この心の強さ。
 本当に、ハクの敵でなければ素直に感服できていたでしょうに。
 キキさんは手早くアニメートの術式を完成させ、スヴェシの魂をその死体に通していく。
 魂を失った身体でも、魂の回路は残っている。それに従ってアニメートを施していくのは、キキさんにとっても初めての経験だったが、想像していた以上に容易な作業だった。
 これが禁術。
 禁じられたのは、生と死の狭間を操る禍々しさ故ではない。
 アニメートの術を使えるようになりさえすれば、あまりに簡単に死者の軍隊すら作ることが出来てしまう、その容易さこそが、この使用法が禁じられた理由であろう。
 スヴェシの魂は、その自我を保ったまま、かつての自分の身体に編み込まれていった。
 キキさんのアニメートの術式を通し、その魂は一つの意志を送りつけてきた。
 早くせよ。
 欲しかったものを手にする、最後の機会なのだ。
 この環境では、自我を保つのすら難しい。
 しかし、失ってなるものか。
 私は身体へと還り、自我を保ったまま手にするのだ。
 欲しかったものを。
 生涯をかけて欲したものを。
 お黙りなさい。
 キキさんは、言葉にならない意思をもって、スヴェシの魂と遣り取りをする。
 術に集中させなさい。
 それにしても。
 貴方の強い精神力の根源は、その執着力ですか。
 一体……なににそこまで執着しているのやら。
 魂の回路の隅々にまで、スヴェシの魂を通していく。
 その過程で、キキさんは一つの命令を織り込んでいった。
 
 ハク=プリームラに服従せよ。

 スヴェシの身体に再び魂が宿る。
 アニメートの術が完成した。
 そこには、自我を失わずに復活したスヴェシが居た。
「……成功しました……」
 キキさんは、術を終えて大きく息を吐きだした。
 スヴェシは新たな自分を確かめるように、指先から肘、肩と順に動かしていき、腰を上げて上半身を起こし、片膝を立てて、そしてゆっくりと立ち上がった。
「ス……スヴェシ……さん?」
 ハクがおずおずと声をかけると、スヴェシは無言のままその前にひざまづいた。
 ハクは何事かと思い、キキさんを見る。
 キキさんは微笑みながら、ただ頷いた。
 ハクは仕方ないと覚悟を決め、一度天井を見上げてから大きく息を吸い、スヴェシを見つめた。
「これより、暫くの間、旅に出ます」
「御意」
「その間の砦跡の管理、そして残していく氷結晶の管理をお願いします」
「仰せのままに」
 命令を受け、答えるスヴェシの表情を見て。
 ハクは微笑んだ。
「ハクの決めたことだから、ボクは従うよ」
 そう言うクークラの表情には、しかし不満の二文字がありありと浮かんでいる。
 どうしてもスヴェシを許せないらしい。
「でもね……ボクの部屋には絶対に入っちゃダメだからね!」
 ハクは肩をすくめて、スヴェシに話しかけた。
「それも命令に加えます」
 スヴェシは抑揚のない声で答えた。
「指示を拝命いたします、プリームラ様」


05.
 数日後の早朝。
 かわたれ時。
 まだ薄暗いながらもわずかな朝日が差し込み、下生えの草が朝露に濡れていた。
 ハクはゲーエルーと揃いの、氷の種族の旅装として一般的な灰色のフード付きローブをまとい、クークラはサスペンダー付きのニッカーボッカーズにハイソックスを履き、上は暗い赤ワイン色のシャツに黒っぽいベスト、そしてハンチング帽という、動きやすいが男の子のような格好をしていた。
 先導役としてゲーエルーが引率し、下の大地を旅することになっている。
 アルバイトを正式に退職したキキさんが、旅立つ三人を見送りに来ていた。
 新たな砦跡の管理人となったスヴェシも、高台にある参謀本部の入り口に立ち、彼女たちを見守っている。
「いつまで膨れているの? クークラ」
 ハクが呆れたように言った。
 ハクは、結局ハクの名を名乗ることにした。プリームラは母からもらった大切な名前だけれど、ハクと呼ばれていた期間のほうがずっと長い。
 その間に、自分は挫折をし、成長し、そして再び自由を得た。
 自分を自分として名乗るのであれば、ハクの方がしっくり来ると、彼女は考えた。
 キキさんから微妙に距離を取り、むくれていたクークラは、しかしますますそっぽを向いてしまった。
「だって、キキさん、ボクの意見を全然きいてくれないんだもん」
「それは申し訳ないと思います。しかし……」
 キキさんは毅然として答えた。
「私は最善の選択をしたと考えています」
 クークラは、それを聞いて再び頬を膨らませた。
 その姿を見て、大人たち三人の心の中に「反抗期」という言葉が浮かんだ。
 これもまた、成長の一つの過程なのであろう。
 ただ、別れの時にこうなってしまったのは残念だと、キキさんは思った。
「それでハク。旅の目的は決めたの?」
「ええ。まず最初は、世界を見回りながら、私のたった一人の友達の家を目指してみようかと思います」
 ハクは笑いながら答えた。
「なるほどね。そこは歩きでは遠いから、到着するまでに長い時間がかかるけど、その分、色々な土地に寄ることが出来る。悪くない選択だと思うわ」
 クーデターとその後に起こった内戦のため、世情は荒れているが、ゲーエルーが一緒ならば身の危険は無いだろう。
 むしろ、自分やゲーエルーとの練習しかしてこなかったクークラが、素人相手にその棒術を振るい事故を起こさないかが心配である。
「キキさん!」
 クークラが、挑戦的な眼をしながら、キキさんに話しかけた。
「次、会う時には、キキさんがビックリするくらいのアニメート使いになっているからね。覚悟しておいて」
 それならば、覚悟ではなくむしろ喜ばしい。
 キキさんは、しかしあえて素っ気無い感じで言った。
「楽しみにしております」
 そして、クークラを抱き寄せ、囁いた。
「貴方は自慢の弟子です。いつか、誰もたどり着かなかったところまで進みなさい」
 クークラは少しだけ照れくさそうにして、キキさんから離れた。
「さて、それじゃそろそろ出発するぞ」
 別れを惜しんでいる女性陣に、ゲーエルーが声をかける。
「お二人をお願いしますね、ゲーエルーさん」
「おおよ。任せておけ。じゃぁまたな別嬪さん」
 ゲーエルーを追いかけ、振り向かずに、ボロボロのアーチを潜るクークラ。
 最後まで手を振りながらこちらを見ているハク。
「では! 近いうちにまた!」
 あの墓参り以来、随分と薄くなってしまったミティシェーリの魂が彼女たちの周りを取り巻いているのを、キキさんは感じていた。

この記事へのコメント

  • yuki

    第四話第四章のアップお疲れ様です。

    「そんな汚れ仕事は、大人に任せておきなさい」
    と言うキキさん・・・格好良い。と思いました♪

    「ハクと氷結晶に思いを馳せ、人間としてそこに最も近づく事が出来る地位を、スヴェシと稀有な人物が勝ち取った」
    「強い意志を持って死んだ人の魂が、混ざる前に何か別の物に宿ったら」

    フラグだとは思っていたけれど・・・同一フラグだとは思っていませんでした。

    そして「雪割草」。
    ちょくちょく出て来るなぁと思ってたけど。
    ハクの本当の名前だと気付かなかったー!;
    むぅ。もっと色々本を読んでいれば、気付けただろうに。

    ハクはスヴェっさん面に気付き始めてから、(50半ば過ぎからだから・・・十数年?)どうやら確信に変わった模様?

    クークラは、スヴェシに対しての恨み辛みを一気に吐き出した感じ。
    キキさんが初めてスヴェシとあった時、既に40そこそこ。
    主教になったのはもっと前だろうから・・・30年以上かな?
    まさに積年の恨み。言い方がキツイです、クークラさん。

    そして、自我を失わずに復活したスヴェシ。
    流石ですスヴェっさん。w
    死体を用いたアニメ―トは、呪術の類かもしれないけれど。
    スヴェっさんにとっては、ハクと氷結晶への想いを隠し通さなければいけない、主教の立場もある意味呪縛だったかも?

    アニメ―トの術に関しては、色々気になります。

    死体に憑依させて、体は朽ちていかないのか、とか。(そこは魔術の作用で保持されるのか?)

    「大気に満ちる魂を無理矢理憑依させると、しばらくすると魂が離れる」というのは、
    自我を保ったまま復活したスヴェっさんには当てはまらないのだろうか、とか。(望んで憑依している様なもんですし)

    自我を保ったまま復活&主教の座から解放された今、ハクと氷結晶への想いを隠す必要も無くなったので。
    その想いを語る機会もあるのだろうか?とか。
    (そしたらクークラの態度も少しは変わるかも?)

    ハクのたった一人の友達とか、他にも色々気になるけれど。

    兎にも角にも、本編執筆お疲れ様です!
    エンディングも楽しみにしてますね♪
    2016年05月30日 00:58
  • ロキ

    >>yukiさん

    Linkページのことなど、色々とありがとうございます。

    スヴェシにアニメートをかけるのは最初から決まっていたのですが、キキさんにやらせるか、キキさん以上の術者になったクークラにやらせるかは少し迷っていました。

    が。やはりここは師匠の面目躍如。
    汚れ仕事のセリフは自分でも気に入っています。もしもキキさんがカードゲームにでもなった日には、これを決め台詞として入れてもらいたいくらい。

    雪割草のフラグも、もうちょっと全面に出しても良かったかなぁと思っています。
    また、ロシア語で吹雪はミチェーリ。それがミティシェーリの元になっている……のですが、もう少しその名前が吹雪を意味すると最初の頃から書いておけばよかったとも思っています。

    クークラは反抗期。
    スヴェシは本当に嫌いなのですが、それを直接表現してしまうのはやっぱり子供だから。良くも悪しくも純粋です。
    エンディングでも、クークラは自己主張がちょっと激しい感じになってしまっています。

    アニメートに関しては。
    yukiさんとのやり取りで、曖昧だった設定が固まったり、新しい「絵(イメージ)」を思いついたりするのですが。

    とりあえず、多分身体は朽ちていきます。
    が、それは普通の腐敗よりはゆっくり。さらにハクが腐敗防止のために、氷結晶を一つスヴェシに持たせています。
    スヴェっさん。ウッキウキです。なんせ常に我が手に氷結晶が!!

    思いついた絵として、箒を振るっている、片腕を失った骸骨の姿。
    そしてもう一つ。
    氷結晶の工房にて、完全に朽ちて崩れ落ちた骸骨の中に、氷結晶を目の前にして凍りついている頭蓋骨。

    まぁスヴェっさんの本当の最後はこんな感じかと。

    あ、他に思いついた絵として、キキさんほど家事スキルが高くない……むしろ低いスヴェっさん。
    ヒカリムシの灯台をひっくり返してしまって、部屋中にヒカリムシが散らばってしまい途方にくれるの図なんかも……。

    また、スヴェっさんは意地っ張りなので、氷結晶への想いを他人に語ることはないと思います。

    クークラとは永遠に仲違い。スヴェっさんもそれは気にしていません。

    これを書いていてなんか思いついちゃったのは。
    もともとクーデターにも関わっていたスヴェっさん。それを追って半クーデター派の小集団が砦跡に。
    スヴェっさんは冷静に、マコーレ・カルキンばりの活躍でそれを撃退しようと奮闘。
    しかし最終的には追いつめられてしまう……。
    ここまでか、と想った時に、ちょうど旅から帰ってきたゲーエルーさんとクークラ(訳あって人間の少女の肉体に憑依)の姿が!

    いや、さすがに妄想です。

    ちなみに。
    ハクには、夜な夜な酒をもって部屋に訪れていた年上の友達がおりまして……。

    (リアルで)弟が山で遭難(車のバッテリーが上がった)のを助けに行っていたりしたら、予定していた執筆時間が取れなくなってきた……エンディングその1、その2はなんとかあげられそうですが、その3はちょっと延期するかもしれません。

    あしからずお願いします。
    2016年05月31日 05:56