キキさんのアルバイト その後の話その3 お見合い編01 「お見合い(計画)」構成


自分が小説を書く場合。

1.構想

2.構成

3.本文

4.推敲



という手順で書くことが多いです。

「構想」は、とにかく思いついた事をひたすら羅列。

「構成」は、多分プロットと呼ばれる部分で、構想で羅列した要素を並び替えながら箇条書きにして話の全体を作っていく段階。

「本文」は「構成」を元に小説の元になる文章として書き。

「推敲」は二段階に別れていて、まず純粋な意味での推敲をし、その後Voiceloidの結月ゆかり嬢に読み上げてもらいながら文章を練り直しつつ誤字脱字のチェックをする。

とりあえず、物語として最初に読める形になるのが「構成」になります。

先日アップした「キキさんのアルバイト その後の話2」の先は、まだ「本文」が書けていないのですが、構成自体は出来ている状態。
とりあえず、その後の話その3の「構成」をアップしてみようかと思いました。



構成


01.飲み会反省会
* 昼の中庭。
* 日差しはあるが、まだ空気は冷たい季節。
* 中庭の真ん中ではゲーエルーが剣を振っている。基本の型だがその動きは力強くも正確で、圧倒的な実力が見て取れる。
* ハクとクークラがゲーエルーの近くで心配そうに見、時に補助している。
* そこから話が聞こえない程度の距離にあるベンチに座って、キキさん、ルサ、モコがそれを見ている。
* ゲーエルーの鬼気迫る姿に感心し、おそらく昨晩の飲み会での出会いが刺激になっているのだろうと会話をする。
* しばらくそのすがたを 見た後、ぼそりとモコが言う。
* それはいい再開だったのだとは思います。で、キキ先輩、結局お二人の中はぜんぜん進まなかったんですね?
* キキさんが少し情けない顔をして反論する。
* 今回はゲーエルーさんたちとマスターの引き合わせも兼ねて、と思っていました。まさかそちらの方があんなに盛り上がるとは想像していなかった。
* モコがため息をつく。
* 気持ちはわからなくもないのですが、やはりここはルサ先輩とゲーエルーさんの事に集中するべきだったと思いますよ。特にキキ先輩は人付き合いが苦手なんですから、そんな二重の意味をもたせる飲み会の幹事なんて荷が重いでしょう。
* むっとするキキさん。
* ルサが割って入る。
* モコ、そう言うな。キキにはキキの事情ややりたい事もある。それに、昨日の飲み会はいい場だった。
* ゲーエルーさんの笑顔を見れただけでも私は満足だったし、何より歴史的な場に立ち会ったと思う。
* 再び三人がゲーエルーを見る。
* モコが口を開く。
* 飲み会では普通に話していたのでしょうが、そのマスターってもともと宿敵のような関係だったのでしょう? 刺激を受けただけにしては鬼気迫る迫力ですね。
* まるで、決闘でもするかのよう。
* キキさんが、まさか、と言うが顔がひきつる。決闘を否定しきれないほど、ゲーエルーの鍛錬には熱がこもっている。
* しばらくゲーエルーを見た後、三人は再び話し合いに戻る。
* モコが言う。
* とにかく、次の手を打ちましょう。
* キキさんが、何か考えがあるのですか? と聞く。
* ルサは内心、なんでこいつらはこんなに熱心なんだろうと不思議に思う。
* モコが、お見合いを提案する。
* お見合いとは、人間たちの社会の中で旅をしている間に知った風習で、基本的には見知らぬ男女を、顔の広い年配の者が仲介して引き合わせ、結婚を前提としたお付き合いに発展するかどうか様子を見る、という儀式。
* キキさんが「聞いたことがありますね」と答える。
* ルサ先輩とゲーエルーさんは見知らぬ中ではないとは言え、双方に顔が利く私達が仲介するのにはなんの不自然さもありません。
* キキさんが、寿命の短い人間たちの繁殖力が高いのは、そういう風習にも支えられているのですかね? と言う。
* モコは、因果が逆で、寿命が短いからこそ繁殖力を高く保たねばならないため、こういう風習が定着したのではないかと思う、と答える。基本的には見知らぬ男女を引き会わせるため、血が濃くなるのも防げますし。
* ともかく、社会的動物である人間には、私達「人ならざる者」とは違った知恵も多い。ここは一つ取り入れてみてもいいと思います。
* キキさん:何か必要なことはありますか?
* モコ:本来であれば、引き会わせる前にお互いの履歴を用意して、それでお見合いをしていいかどうかを当人たちに確認するそうです。
* キキさん:ある程度は知っている仲とはいえ、よく考えればルサ先輩とゲーエルーさんはお互いのことをあまり知りませんものね。
* モコ:ですね。ルサ先輩。自己紹介と履歴を書いてください。ああ、まずは下書きでいいです。あまり赤裸々に書かれすぎても困るので、後で私達が添削します。
* キキさん:ゲーエルーさんに履歴書を提出するよう、ハクを通じて頼んでおきます。
* ルサは、モコとキキさんの後押しをありがたくも思うが、しかし内心ではその圧に少し呆れている。
* その時に、ゲーエルーが鍛錬を終えて、ハクから受け取った水筒を口にした。
* その後、文章の添削や、3日後にゲーエルーとハクが朝帰りした事などもあり、ちょっとした騒動にはなる。
* お互いの準備が落ち着くのを待って、10日ほど後にお見合いの場がセッティングされたのであった。

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